第9回日本脊椎前方側方進入手術学会
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会長挨拶

髙見 俊宏

第9回日本脊椎前方側方進入手術学会
会長 髙見 俊宏
大阪医科薬科大学医学部外科講座 脳神経外科学 特務教授

第9回日本脊椎前方側方進入手術学会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

本会は「脊椎前方側方進入手術の合理的な適応、技術、そして医療安全」を研究会の主要な理念として2015年から始まりました。研究会の発展とともに、脊椎前方側方進入手術の基本事項に対するニーズと先進的な内容に対するニーズの双方に対応するために、第7回からは学会として開催されるに至っています。これまでは整形外科の先生が会長を務められていましたが、今回に脳神経外科医である小職が初めて会長職を務めさせていただくことになりました。大変栄誉な職責を与えて頂いたことに感謝しつつ、同時に身の引き締まる思いでございます。

今回の学会テーマは「Basic Principles & Technical Innovations」とさせていただきました。外科医としての成長においては、先輩医師から手術の基本技術を学ぶことから始まり、自分に合った手術を懸命に模索し、最終的に自分独自の手術スタイルを確立していく「守破離」の考え方が重要であると思います。踏襲して守るべき原理原則(Basic Principles)に新しい考えあるいは技術革新(Technical Innovations)を柔軟に取り入れていくことが、外科医の成長には必要だろうと思います。また、本会では脊椎脊髄手術に従事する整形外科医と脳神経外科医の双方が参加いたします。それぞれの診療科が思う手術の原理原則(Basic Principles)と技術革新(Technical Innovations)は決して同一ではないように思います。このような考えのもとに、脊椎前方側方進入手術における「Basic Principles & Technical Innovations」について、手術適応、技術、そして医療安全の観点から大いに議論していただきたいと思っています。ご参加いただく多くの脊椎脊髄外科医にとって有益な情報共有の場となるように、最善を尽くしたいと思います。

最後になりましたが、大阪医科薬科大学脳神経外科教室の教室員・同門先生方と力をあわせて知恵を絞り、事務局長の金子慎二郎先生をはじめ、執行幹事および幹事の先生方のご指導を仰ぎながら、脊椎脊髄外科医の多くの方に有益となる学術集会を目指したいと思います。本学会の理念をしっかりと体現すると同時に、整形外科と脳神経外科の脊椎脊髄外科領域の調和的発展についても責任を果たしたいと思います。多くの先生方のご参加を心よりお願い申し上げます。

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